『J以上のはなしをしよう。』
先日、もうすぐ中学生になる生徒さんを対象に、さくほ教室でセミナーを開催しました。
これまでは小6セミナーとして、中学生になると変わる生活時間、テスト対策のこと、時間の使い方やノートの取り方…などをやってきました。
が、今年は担当の局員さんと話すうちに浮かんできたアイデア、
高校教材Jに進む意義とか価値を生徒主体で話してみたらどうなるかな…⁉️
案外、セミナーでただ話を聞くだけよりも心に残るんじゃないかな⁉️
…ということで、
対象も小6生に絞らず、中学教材G以上学習者ならだれでも参加OK👍
という形にしてやってみました😊
『J以上のはなしをしよう。』
(ネーミングセンスがないのは相変わらずですが…💦
でも最近、アイデアが形になるまでが早い…‼️気のせいでしょうか…😅思いつくとたいてい実現しているのです😆)
それはさておき、
小学生3年生~6年生まで7人、
それにオブザーバーとして中3生、卒業した高1生もお願いしたら快く来てくれて、
保護者の方も含めて総勢14人で
座談会形式で話し合いました。
✏️わからないことがあったとき、どのようにのりこえましたか❓️
✏️進むか?復習するか?は誰がきめたらよいと思いますか❓️
こんな質問にみんなで答えながら、人の意見も聞き、
最後に
この先、どんな中学生(高校生、大学生)になっていたいですか?
という質問があったのですが、
これが、もう、感動ものでした‼️
みんな、これまで自分と戦って、
学校で教わらないことにもたくさん挑戦してきた分、
ダメな自分もたくさん見てきて、
それでも諦めないで前を向いてきて、
そして、今ここに座っているんだ。
ということがよく分かりました。
(全国の先生方はよくご存知だと思います😊)
出てきた言葉は、
「集中」「判断」「自己管理」…
それぞれの言葉で語ってくれましたが、どれも自学自習の根幹に通じるものでした。
子どもはやっぱり、自分で決めたい、と思っています。
進むか復習するか?は、ほとんどの子が
自分で決める、と書いていました。
自分のことは自分が一番よくわかるから、と。
こんな風に言える小学生を、私は尊敬します。
そして、今から8年前、私の所属しているくもんの先生同士の自主研『やまびこ』で、
自学自習のことを深くまなび、
それを教室の幹としてやってきたことが、
やはり間違っていないのだ、と再確認することもできました。
私主導で宿題も進むかどうかも決めてきていたら、
こんな子たちは育たなかっただろうと思います。
人に決められて、
そのとおりにやるだけでは、
諦めない気持ちは育たないし、
高く伸びれば伸びるほど、ポキッと折れてしまうでしょう。
幹は太く、柳のようにしなやかな子を育てたい。
今回、最初に局員さんと決めていたゴールが、
進度だけが進んでいてもだめ、どんなやり方をしたら身に付くのか、くもんを学校でも活かせるようになるのか、そこに気づくきっかけにしてほしいよね、
と…。
子ども達の発表を聞いていて、
そんな子はひとりもいないことが分かりました😊
みんな自分の力で這い上がってきたし、
格闘してきました。
よく知っています。
教室は、そんな場です。
騒がしくないし、かといって静かなわけでもないけど、
みんな本気です。
いえ、実は教室を引き継いで開設した当初はもっと騒がしかったのです…。
私がそこに囚われて、『静かにして❗️』とか『集中する❗️』とか言っていました。
でも、ある時から、そこには構わず自立させる方向へ導くことだけ、考えるようにしたのです。
そしたら、いつの間にか、騒がしい状況はなくなっていました。
何を幹にするか。
枝葉にとらわれない。
自主研で学んだ衝撃的な言葉、今でも覚えています。
今年は、毎年でているくもんの研究大会も、新型ウィルスを懸念して中止となりました。
全国の先生方や、海外の先生のあのものすごい熱気に触れられないのは残念ですが、仕方ないですね。
今年のやまびこの発表テーマは、『数学Fまでに自学自習できる生徒に育てる』という内容でした。
これからも、自学自習を追及していきたいと思います。
昨日、この会に出てくれた中3生が、いち早く希望校合格を報せてくれました😊
皆さまのところにも、春が来ますように🌸
長文お読みいただき、ありがとうございました。